monitor session destination
Catalystのmonitor session destinationコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
monitor session destinationコマンドを使うと、ポートミラーリングのミラー先定義が出来ます。
ミラー元は、「monitor session source」コマンドで設定する必要があります。
Ciscoでは、ポートミラーリングをSPANと呼びます。
尚、ミラー先として定義したインターフェースは、通常の通信では使えません。
構文
monitor session destinationコマンドの構文は、以下の通りです。
monitor session セション番号 destination interface インターフェース [ encapsulation replicate ]
セッション番号は、monitor session sourceコマンドで設定するセッション番号と同じにすると、ミラー元とミラー先の組み合わせになります。セッション番号を変える事で、複数の組み合わせを持つ事も出来ます。使える番号は1〜6、1〜66等装置によって異なります。
インターフェースは、gigabitethernet0/22等です。VLANやイーサチャネルを指定する事は出来ません。スタックされている場合、ミラー元と異なるスイッチのインターフェースをミラー先に指定する事も可能です。
ミラー元がタグ付きの場合、タグが外されてコピーされますが、encapsulation replicateを付けるとタグ付きのままコピーされます。
設定例
gigabitethernet0/22をミラー先にする設定例は、以下の通りです。
Cisco(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet0/22
以下ミラー元の設定と組み合わせると、gigabitethernet0/1からgigabitethernet0/22にフレームがコピーされます。
Cisco(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet0/1
赤字部分のセッション番号を合わせる必要があります。
利用可能なモード
・グローバルコンフィギュレーションモード
削除
設定を削除するコマンド例は以下の通りです。
Cisco(config)# no monitor session 1 destination interface gigabitethernet0/22
上記により、gigabitethernet0/22をミラー先とする設定が削除されます。
no monitor session 1でセッション1関連の設定を削除出来ます。又、no monitor session allで全てのSPAN定義を削除出来ます。