shutdown
CiscoルータやCatalystのshutdownコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
shutdownコマンドを使うと、物理インターフェースやVLANインターフェースなどをダウンさせることができます。
ダウンした物理インターフェースはケーブルを接続しても通信できないため、不正な接続を防いでセキュリティを高めることもできます。
また、VLANインターフェースをダウンさせて一時的に使えなくするといった使い方もできます。
なお、エラーを検知してインターフェースが使えないerr-disable状態となった物理インターフェースは、デフォルトの状態では一度shutdownさせ、no shutdownで通信できるようにする必要があります。
構文
shutdownコマンドの構文は、以下のとおりです。
shutdown
デフォルトは、L3インターフェース(no switchportの物理インターフェースやVLANインターフェース)は一般的にshutdownです。L2インターフェースがデフォルトの多くのCatalystでは、物理インターフェースがno shutdownです。
設定例
gi0/1をダウンさせる設定例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# shutdown
VLAN10をダウンさせる設定例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# interface vlan 10 Cisco(config-if)# shutdown
設定可能なモード
- インターフェースコンフィギュレーションモード
物理インターフェースやVLANインターフェース、ポートチャネルインターフェースに設定可能です。
削除
設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。
Cisco(config-if)# no shutdown Cisco(config-if)#
上記によりインターフェースがアップし、使えるようになります。デフォルトが装置や設定する対象によって異なるため、インターフェースを使う場合はno shutdown、使わない場合はshutdownと明示的にコマンドを投入すると間違いが少なくなります。
関連ページ
- 設定編「VLANの設定」
- CatalystのVTPやVLANの設定について説明しています。