switchport trunk encapsulation
Catalystのswitchport trunk encapsulationコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
switchport trunk encapsulationコマンドを使うとトランクポートで使うカプセル化形式を設定出来ます。
トランクポートのカプセル化形式とは、タグVLANを使う時のフレームの形式です。

シスコ独自の形式と標準化された形式があります。
構文
switchport trunk encapsulationコマンドの構文は以下の通りです。
switchport trunk encapsulation カプセル化形式
カプセル化形式としてシスコ独自のisl、標準化された802.1q形式のdot1qを指定出来ます。
他社機と接続する場合はdot1qの指定が必須です。Catalyst間の接続でも最近は殆どdot1qが使われています。
デフォルトは自動で接続先とisl優先でネゴシエーションします。
又、Catalyst2960等、dot1qだけサポートしており、コマンド自体が使えないスイッチもあります。
設定例
Gi0/1のカプセル化形式をdot1qに設定する例は以下の通りです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# switchport trunk encapsulation dot1q
利用可能なモード
・インターフェースコンフィギュレーションモード
※物理インターフェースやポートチャネルに設定可能です。
削除
設定を無効にするコマンドは以下の通りです。
Cisco(config-if)# no switchport trunk encapsulation Cisco(config-if)#
上記によりデフォルトのネゴシエーションに戻ります。