switchport mode
Catalystのswitchport modeコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
switchport modeコマンドを使うと、インターフェースをアクセスポート、またはトランクポートに設定できます。
また、アクセスポート、トランクポートかを自動で決定することもできます。
構文
switchport modeコマンドの構文は、以下のとおりです。
switchport mode モード
モードは、以下が設定可能です。
モード | 意味 |
---|---|
access | アクセスポートになる |
trunk | トランクポートになる |
dynamic auto | 可能な限りアクセスポートになる |
dynamic desirable | 可能な限りトランクポートになる |
dynamic autoは接続先がtrunkやdynamic desirableでない場合、アクセスポートになります。つまり、dynamic auto間の接続はアクセスポートになります。
dynamic desirableは接続先がaccessでない場合、トランクポートになります。つまり、dynamic desirable間の接続はトランクポートになります。
表にすると、以下のとおりです。
モード | acceee | trunk | dynamic auto | dynamic desirable |
---|---|---|---|---|
dynamic auto | アクセス | トランク | アクセス | トランク |
dynamic desirable | アクセス | トランク | トランク | トランク |
デフォルトは、一般的にdynamic autoです。
設定例
Gi0/1をアクセスポートに設定する例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# switchport mode access
Gi0/1をトランクポートに設定する例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# switchport mode trunk
Gi0/1をdynamic autoに設定する例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# switchport mode dynamic auto
Gi0/1をdynamic desirableに設定する例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# switchport mode dynamic desirable
設定可能なモード
- インターフェースコンフィギュレーションモード
物理インターフェースやポートチャネルインターフェースに設定可能です。
削除
設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。
Cisco(config-if)# no switchport mode Cisco(config-if)#
上記により、デフォルトに戻ります。
関連ページ
- 設定編「VLANの設定」
- CatalystのVTPやVLANの設定について説明しています。