switchport trunk native vlan
Catalystのswitchport trunk native vlanコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
トランクポートはタグでVLAN IDを判別しますが、タグがないフレームも送受信できます。これをネイティブVLANと呼びます。一般的にネイティブVLANの番号は1です。

ネイティブVLANのフレームを送信する時はタグ無しで送信し、タグ無しフレームを受信するとネイティブVLANと判断します。このため、ネイティブVLANの番号は送受信装置で一致している必要があります。
switchport trunk native vlanコマンドを使うと、ネイティブVLANの番号を変更できます。
構文
switchport trunk native vlanコマンドの構文は、以下のとおりです。
switchport trunk native vlan "VLAN-ID"
VLAN-IDの指定範囲は、ほとんどの機種で1〜4094です。
デフォルトは1です。
設定例
ネイティブVLANを10にする設定例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# switchport trunk native vlan 10
上記により、gi0/1のインターフェースはVLAN 10をタグなしで送受信するようになります。
設定可能なモード
- インターフェースコンフィギュレーションモード
物理インターフェースやポートチャネルに設定可能です。
削除
設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。
Cisco(config-if)# no switchport trunk native vlan Cisco(config-if)#
設定をデフォルトに戻し、VLAN1がネイティブVLANになります。