ip address
CiscoルータやCatalystのip addressコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
ip addressコマンドはインターフェースにIPアドレスを設定するために使います。

Catalystでは通常、VLANインターフェースにIPアドレスを設定します。

構文
ip addressコマンドの構文は以下の通りです。
ip address IPアドレス サブネットマスク
デフォルトでは設定されていません。
設定例
ip addressコマンドの設定例は以下の通りです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# ip address 172.16.1.1 255.255.255.0 Cisco(config-if)#
上記はgi0/1にIPアドレス172.16.1.1、サブネットマスク255.255.255.0を設定しています。
VLANインターフェースにIPアドレスを設定する場合の例は以下の通りです。
Cisco(config)# interface vlan 10 Cisco(config-if)# ip address 172.16.2.1 255.255.255.0 Cisco(config-if)#
上記はVLAN 10にIPアドレス172.16.2.1、サブネットマスク255.255.255.0を設定しています。
通常はルータで物理インターフェースにIPアドレスを設定し、CatalystではVLANインターフェースに設定します。
ループバックインターフェースにIPアドレスを設定する場合の例は以下の通りです。
Cisco(config)# interface loopback 0 Cisco(config-if)# ip address 172.16.3.1 255.255.255.0 Cisco(config-if)#
ループバックインターフェースは装置内部の仮想的なインターフェースで、他の装置に接続していないため、ルータやCatalystが起動している間はダウンしない安定したインターフェースです。
物理インターフェース、VLANインターフェース、ループバックインターフェースに設定したIPアドレス、及びサブネットマスクから計算されるサブネットは、ルーティングが有効な場合、ルーティングテーブルに反映されます。
設定可能なモード
・インターフェースコンフィギュレーションモード
※物理インターフェースやループバックインターフェース、VLANインターフェース等で設定可能です。
削除
設定を無効にするコマンドは以下の通りです。
Cisco(config-if)# no ip address IPアドレス サブネットマスク Cisco(config)#