revision

CatalystのMSTコンフィギュレーションモードで使うrevisionコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

 MSTPはリージョン毎に構成されます。

 revisionコマンドはリビジョン番号を設定可能で、同じリージョンに属するスイッチではインスタンス番号、リージョン名、リビジョン番号の設定を統一する必要があります。

 異なるリージョン間を接続した場合、各リージョンは1つのスイッチのように動作し、リージョン間でスパニングツリーが動作します。

STPリージョンの説明

 リージョン内でVLAN毎にスパニングツリーを構成したい場合はインスタンスを分けます。

構文

 revisionコマンドの構文は以下の通りです。

revision リビジョン番号

 リビジョン番号の範囲は0〜65535です。又、リビジョン番号が一致していないと同じリージョンに組み込まれないため、通常はMSTPを構成するスイッチでは全て同じリビジョン番号にします。

 デフォルトは0です。

設定例

 revisionコマンドはMSTコンフィギュレーションモードに移行して使います。設定例は以下の通りです。

Cisco(config)# spanning-tree mst configuration
Cisco(config-mst)# revision 1
Cisco(config-mst)#

 上記ではリビジョン番号を1に設定しています。

 リビジョン番号を同じ1に設定したスイッチ間でBPDUのやりとりを行い、リージョン内のルートブリッジ、ブロッキング等が決まります。

利用可能なモード

・MSTコンフィギュレーションモード

削除

 設定を削除するコマンドは以下の通りです。

Cisco(config-mst)# no revision
Cisco(config-mst)#

 上記によりリビジョン番号の設定が削除されます。

関連ページ

・設定編「スパニングツリーの設定

 CatalystのPVST+、Rapid PVST+、MSTPの設定方法について説明しています。

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