cdp enable
CiscoルータやCatalystのcdp enableコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
cdp enableコマンドにより、インターフェース単位にCDPを有効化出来ます。
CDPが有効になると、定期的に自身のホスト名やインターフェース等の情報を送信し、受信側ではどのインターフェースに何の装置が接続されているか簡単に分かるようになります。
尚、cdp enableコマンドはインターフェース単位の設定です。装置全体で有効にしたい場合は「cdp run」コマンドを利用します。
又、fastethernet、gigabitethernet、tengigabitethernet等ではCDPをサポートしていますが、一部CDPをサポートしていないインターフェースもあります。
構文
cdp enableコマンドの構文は以下の通りです。
cdp enable
CDPをサポートしているインターフェースではデフォルトで有効です。このため、一旦停止した後、再度有効にする時に使います。
又、インターフェースでCDPを有効にするためには、装置全体でCDPが有効になっている必要があります。
設定例
gi0/1でCDPを有効にする設定例は以下の通りです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# cdp enable Cisco(config-if)#
利用可能なモード
・インターフェースコンフィギュレーションモード
無効化
CDPをインターフェース単位で停止するコマンドは以下の通りです。
Cisco(config-if)# no cdp enable Cisco(config-if)#
CDPはデフォルトで60秒毎に情報を送信します。このため、インターフェース先の装置がCDPをサポートしておらず、余計な通信を発生させたくない場合に無効にします。