CDPとLLDPの設定 - Catalyst

CatalystでLLDPやCDPを設定するコマンドの使い方について説明したページです。LLDPの動作や意味については「LLDP」をご参照下さい。

シスコ独自のCDP

 CatalystではLLDPも有効に出来ますが、デフォルトではLLDPと似た機能のCDPが有効になっています。CDPはシスコシステムズ社独自の機能でLLDP同様に装置に接続された機器の情報を簡単に確認出来ます。

 他社機との混在環境で余計な通信をさせたくない場合は以下の設定で無効に出来ます。

【CDPの装置全体での無効化】
Switch# configure terminal
Switch(config)# no cdp run

 無効にしたCDPを有効にするにはnoを付けずにcdp runと設定します。

 又、インターフェースを指定してインターフェース単位で無効化も出来ます。

【CDPのインターフェースでのでの無効化】
Switch# configure terminal
Switch(config)# interface gigabitethernet0/2
Switch(config-if)# no cdp enable
Switch(config-if)# exit

 再度有効にするには、無効にしたインターフェースでcdp enableと設定します。

CDPによる隣接機器の確認

 CDP機能が有効な場合、隣接機器をshow cdp neighborsコマンドで確認出来ます。

【CDPによる隣接機器の確認】
Switch# show cdp neighbors
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                  S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, p - Phone,
                  D - Remote, C - CVTA, M - Two-port Mac Relay
				  
Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
Catalyst1        Gig 0/2            130         S I       WS-C2960  Gig 0/2

 Device IDは相手装置のホスト名、Local Intrfceがそのホスト名が接続されている自身のインターフェース、Port IDが相手装置が自身に接続されているインターフェースを示します。

LLDPの設定

 LLDPはデフォルトでは装置全体で無効です。LLDPを有効にするには以下の設定を行います。

【LLDPの装置全体での有効化】
Switch# configure terminal
Switch(config)# lldp run

 無効にするにはnoを付けてコマンドを実行すると装置全体で無効化出来ます。

 装置全体でLLDPを有効にした後、インターフェース単位で無効にしたい場合は以下の設定を行います。

【LLDPのインターフェースでのでの無効化】
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# no lldp transmit
Switch(config-if)# no lldp receive
Switch(config-if)# exit

 上記の設定により設定されたインターフェースでLLDPの送受信が無効になります。

 有効にしたい場合はnoを付けずにコマンドを実行します。

 LLDPで隣接情報を確認するためにはshow lldp neighborsコマンドを使います。表示される情報はshow cdp neighborsコマンドの結果と殆ど同じです。

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応用編「LLDP
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