clock timezone
CiscoルータやCatalystのclock timezoneコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
clock timezoneコマンドは、地域で使う時間帯であるタイムゾーンを設定するために使います。
日本はどこの県でも同じ時間のため、タイムゾーンは1つでJSTと呼ばれます。
世界の基準となる時間をUTCと呼び、JSTはUTCより9時間進んでいます。

タイムゾーンを設定しないとNTPで時刻同期した時、例えばshow clockで参照すると時刻がUTC、つまり、日本時間より9時間前の時間が表示されます。
構文
clock timezoneコマンドの構文は、以下のとおりです。
clock timezone 略称 時差
略称は、UTCやJSTなどです。
時差は、UTCからの時差で1時間進んでいるのであれば1、1時間遅れているのであれば-1などになります。
デフォルトは、UTCです。
設定例
clock timezoneコマンドの設定例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# clock timezone JST 9 Cisco(config)#
上記で日本時間に設定されます。
設定可能なモード
- グローバルコンフィギュレーションモード
削除
設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。
Cisco(config)# no clock timezone Cisco(config)#
関連ページ
- 設定編「初期設定」
- Catalystのタイムゾーン、時刻などの初期設定について説明しています。