ip default-gateway
CiscoルータやCatalystのip default-gatewayコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
ip default-gatewayコマンドは、デフォルトゲートウェイを設定するために使います。
他のネットワークやサブネットと通信するために、仲介してくれる最初のルーターのIPアドレスをデフォルトゲートウェイと言います。
ルーティングを行っている装置であれば、ルーティングテーブルを見て通信先を決めます。このため、基本的にはL2スイッチがTELNETやSyslogなど、自身が通信を行うために設定します。
構文
ip default-gatewayコマンドの構文は、以下のとおりです。
ip default-gateway IPアドレス
デフォルトでは設定されていません。
設定例
ip default-gatewayコマンドの設定例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# ip default-gateway 172.16.1.1 Cisco(config)#
上記は、デフォルトゲートウェイを172.16.1.1に設定しています。
設定可能なモード
- グローバルフィギュレーションモード
削除
設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。
Cisco(config)# no ip default-gateway Cisco(config)#
関連ページ
- 設定編「初期設定」
- デフォルトゲートウェイの設定以外にも、Catalystのパスワード、ホスト名、TELNET、SSH接続などの初期設定について説明しています。