logging facility
CiscoルータやCatalystのlogging facilityコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
Syslogサーバーにはたくさんのログが送られてくるため、装置やグループごとにログファイルを分類する必要があります。この分類するための情報を、ファシリティと言います。

logging facilityコマンドを使うと、Syslogサーバーにログを送信する時のファシリティを変更することができます。
構文
logging facilityコマンドの構文は、以下のとおりです。
logging facility ファシリティ
ファシリティのデフォルトは、local7です。
ファシリティが、例えばmailであればメール関連のログを示します。
local0〜local7は独自に分類するためのファシリティで、ルーターやLANスイッチでは通常はこのどれかを指定します。
設定例
ファシリティの設定例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# logging facility local1 Cisco(config)#
上記により、ファシリティがlocal1に設定されます。Syslogサーバー側ではこのファシリティを見て、どのファイルに保存するか判断します。
ルーターやLANスイッチはそれほど多くのログを出力しないため、全体で1つのファシリティ、ある範囲で1つのファシリティなどまとめるとわかり易くなります。
設定可能なモード
- グローバルコンフィギュレーションモード
削除
ファシリティの設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。
Cisco(config)# no logging facility Cisco(config)#
関連ページ
- 設定編「初期設定」
- Syslogなど、Catalystの初期設定について説明しています。