ip domain-name
CiscoルータやCatalystのip domain-nameコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
ip domain-nameコマンドは、CiscoルーターやCatalystが属するドメインを設定するために使います。
例えば、特権EXECモードでping 172.16.1.1と入力すると、172.16.1.1にpingを行って応答の確認ができます。
DNSが有効になっていれば、ping test.example.comとドメインを利用してpingの確認ができます。
DNSが有効になっているだけでは、ping testと入力してもIPアドレスに変換ができません。これは、所属するドメインが設定されていないためです。
ドメインを設定すれば、ping testと入力するとping test.example.comとドメインを補完した後、DNSを利用してIPアドレスに変換することでpingの確認ができます。

構文
ip domain-nameコマンドの構文は、以下のとおりです。
ip domain-name ドメイン名
ドメイン名は、取得しているドメイン名を記述します。デフォルトでは設定されていません。
設定例
ip domain-nameコマンドの設定例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# ip domain-name example.com Cisco(config)#
上記は、ドメイン名をexample.comに設定しています。
設定可能なモード
- グローバルフィギュレーションモード
削除
設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。
Cisco(config)# no ip domain-name ドメイン名 Cisco(config)#
関連ページ
- 設定編「初期設定」
- Catalystのパスワード、ホスト名、TELNET、SSH接続などの初期設定について説明しています。