mls qos trust

Catalystのmls qos trustコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

 mls qos trustコマンドを使うと、インターフェースで受信時のCoS、DSCP、IP precedence値を信頼して分類するようになります。

 分類されると、デフォルトで決められた、若しくは設定されたキューに溜められ、その優先度に従って優先制御される事になります。

CoSとキューの関係

 Catalyst2960、3750、3560シリーズ等でポートベースのQoSで使います。又、グローバルコンフィグレーションモードで「mls qos」コマンドにより、QoSが有効になっている必要があります。

構文

 mls qos trustの構文は以下の通りです。

mls qos trust [ cos | dscp | ip-precedence ] 

 cosはフレームのCoS値、dscpはパケットのDSCP、ip-precedenceはパケットのIP precedence値を信頼します。パラメタを省略した時は、dscpが信頼されます。

 デフォルトでは、mls qos trustは設定されていません。このため、CoS0やDSCP0として扱われ、キューに溜められます。

設定例

 CoSを信頼する設定例は、以下の通りです。

Cisco(config)# interface gigabitethernet0/24
Cisco(config-if)# mls qos trust cos

利用可能なモード

・インターフェースコンフィギュレーションモード

削除

 設定を削除するコマンド例は以下の通りです。

Cisco(config-if)# no mls qos trust cos

 上記により、CoS値を信頼する設定が削除されます。

関連ページ

・設定編「QoSの設定

 CatalystでQoSを設定する方法や確認方法について説明しています。

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