ip dhcp snooping vlan
Catalystのip dhcp snooping vlanコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
ip dhcp snooping vlanコマンドにより、DHCPスヌーピング機能を有効にするVLANを設定できます。
上記のように、DHCPスヌーピング機能を有効にしたVLANでは、DHCPによりアドレスを割り当てられたパソコンしか通信ができなくなります。
構文
ip dhcp snooping vlanコマンドの構文は、以下のとおりです。
ip dhcp snooping vlan "VLAN-ID"
VLAN-IDは1,5、1-10と記述すると、それぞれ1と5、1〜10と複数指定になります。
デフォルトでは、DHCPスヌーピングは各VLANで無効になっています。
設定例
VLAN10〜20に対してDHCPスヌーピング機能を有効にする設定は、以下のとおりです。
Cisco(config)# ip dhcp snooping vlan 10-20 Cisco(config)#
すべてのVLANに対してDHCPスヌーピングを有効にする場合、1〜4094など利用可能なVLANをすべて指定します。
設定可能なモード
- グローバルコンフィギュレーションモード
削除
ip dhcp snooping vlanの設定を削除するコマンドは、以下のとおりです。
Cisco(config)# no ip dhcp snooping vlan "VLAN-ID" Cisco(config)#
上記により、指定したVLANだけDHCPスヌーピング機能が無効になります。
関連ページ
- 設定編「DHCPスヌーピングの設定」
- CatalystのDHCPスヌーピング機能関連について説明しています。DHCPスヌーピングの設定だけでなく、確認方法やオプション82の設定についても説明しています。