ip dhcp snooping trust
Catalystのip dhcp snooping trustコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
ip dhcp snooping trustコマンドは、DHCPスヌーピング機能において信頼するインターフェースの設定です。
通常、DHCPサーバーが接続されたインターフェース、またはDHCPサーバーが接続されたLANスイッチを接続するインターフェースに設定します。ip dhcp snooping trustを設定したインターフェースでは通信が遮断されませんが、Trustを設定していないインターフェース側にDHCPサーバーがあると通信が遮断されます。
Trustを設定しないインターフェースはUntrustと言い、DHCPサーバーからIPアドレスを正式に割り当てられた端末しか通信ができません。
構文
ip dhcp snooping trustコマンドの構文は、以下のとおりです。
ip dhcp snooping trust
設定例
gi0/24に対してTrustの設定をする定義は、以下のとおりです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/24 Cisco(config-if)# ip dhcp snooping trust Cisco(config-if)#
gi0/24の先にあるDHCPサーバーからのIPアドレス割り当てを受け付けるようになります。
エッジスイッチではコアスイッチの先にDHCPサーバーがある場合、コアスイッチと接続するインターフェースでTrustの設定が必要になります。
設定可能なモード
- インターフェースコンフィギュレーションモード
削除
ip dhcp snooping trustの設定を削除するコマンドは、以下のとおりです。
Cisco(config-if)# no ip dhcp snooping trust Cisco(config-if)#
関連ページ
- 設定編「DHCPスヌーピングの設定」
- CatalystのDHCPスヌーピング機能関連について説明しています。DHCPスヌーピングの設定だけでなく、確認方法やオプション82の設定についても説明しています。