version
CiscoルータやCatalystでRIP利用時に使うversionコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
router ripコマンドでルータコンフィギュレーションモードに移行した後、versionコマンドを使ってRIPで送受信するバージョンを指定出来ます。
versionコマンドは装置全体に対するRIPのバージョンを設定します。
インターフェース毎にバージョンを変えたい場合は「ip rip version」コマンドを使います。
構文
versionコマンドの構文は以下の通りです。
version { 1| 2 }
デフォルトではバージョン1で送信し、バージョン1、2共に受信しますが、本設定によりどちらかのバージョンだけ送受信するように出来ます。
設定例
RIPのバージョン2を使う設定は以下の通りです。
Cisco(config)# router rip Cisco(config-router)# version 2 Cisco(config-router)#
利用可能なモード
・ルータコンフィギュレーションモード
削除
設定を削除するコマンドは以下の通りです。
Cisco(config-router)# no version Cisco(config-router)#
上記でデフォルトの状態に戻ります。