switch renumber

Catalystのswitch renumberコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

 switch renumberコマンドを使うと、Catalystのスタックメンバー番号を設定出来ます。

 スタックメンバー番号は、インターフェースの番号に影響します。

スタックメンバー番号とインターフェース番号の関係

 スタックメンバー番号1の装置はgigabitethernet1/0/6、スタックメンバー番号2の装置はgigabitethernet2/0/3、スタックメンバー番号3の装置はgigabitethernet3/0/10等、最初の数字はスタックメンバー番号を示します。

構文

 switch renumberコマンドの構文は以下の通りです。

switch 現在のスタックメンバー番号 renumber 新スタックメンバー番号

 設定出来るスタックメンバー番号は、装置によって異なります。Catalyst2960系の一部等で4台スタック可能なCatalystでは1〜4、9台スタック可能なCatalystでは1〜9等です。

 スタックメンバー番号のデフォルトは1です。又、起動時に重複していると、空いている番号で一番小さな数字が自動的に割り振られます。このため、初期導入時は変更しなくても起動した順番に割り振られます。

 スタックメンバー番号は電源を切っても保持されます。つまり、再起動してもインターフェース番号が変わる事はありません。スイッチを追加した時に番号が思った通りに反映されていない、又はスタック構成を変える等でメンバー番号を変えたい時等は、switch renumberコマンドで変更が必要です。

設定例

 switch renumberの設定例は以下の通りです。

Cisco(config)# switch 4 renumber 3
WARNING:Changing the switch number may result in a configuration change for that switch.
The interface configuration associated with the old switch number will remain as a provisioned configuration.
Do you want to continue?[confirm] ←エンター

 上記でスタックメンバー番号4のCatalystは、次回再起動時にスタックメンバー番号3に変更されます。

 又、reload slot 4を実行して設定変更対象のスタックメンバーであるCatalystだけ再起動すると、すぐに反映する事が出来ます。

利用可能なモード

・グローバルコンフィギュレーションモード

関連ページ

・設定編「スタックの設定

 Catalystでスタックを構成する時の留意点や設定、確認方法について説明しています。

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