srr-queue bandwidth shape
Catalystのsrr-queue bandwidth shapeコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
srr-queue bandwidth shapeコマンドを使うと、出力キューでのシェーピングが設定出来ます。
例えば、1000Base-Tのインターフェースで重みを25に設定すると、1000Mbps × 1/25 = 40Mbpsにシェーピングされます。他のキューが使われていない時でも設定した帯域を超える事はなく、各キューの帯域は保証されます。このため、他のキューで一時的に通信量が膨大になっても、帯域が保障されます。
Catalyst2960、3750、3560シリーズ等でポートベースのQoSで使います。
尚、キュー単位ではなくインターフェース全体の帯域制限をしたい場合は、「srr-queue bandwidth limit」コマンドを使います。
構文
srr-queue bandwidth shapeの構文は以下の通りです。
srr-queue bandwidth shape 重み1 重み2 重み3 重み4
重み1〜4は、各キューに割り当てる重みづけです。0〜65535で設定します。1以上に設定するとシェーピングが行われます。これは、シェーピングモードと呼ばれます。0の場合はシェーピングが行われず、「srr-queue bandwidth share」で設定した重みづけによって順番にフレームが送信されます。これは、共有モードと呼ばれます。各キューは、シェーピングモードか共有モードのどちらかで動作する事になります。
デフォルトの重みは25 0 0 0で、キュー1のみシェーピングモードになっています。
設定例
gi0/1でキュー1と2を40Mbpsと20Mbpsにシェーピングする設定例は、以下の通りです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# srr-queue bandwidth shape 25 50 0 0
利用可能なモード
・インターフェースコンフィギュレーションモード
削除
設定を削除するコマンド例は以下の通りです。
Cisco(config-if)# no srr-queue bandwidth shape
上記により、デフォルトの25 0 0 0に戻ります。