vlan filter

Catalystのvlan filterコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

 vlan filterコマンドを使うと、VLAN内の通信をフィルタリングする事が出来ます。

VLAN ACLの説明

 どのようなフィルタリングを行うかは、vlan access-mapコマンドでVLANマップを定義する必要があります。

構文

 vlan filterコマンドの構文は以下の通りです。

vlan filter 名前 vlan-list VLAN番号

 名前はvlan access-mapで定義したものを指定します。

 VLAN番号は10,20とカンマで区切ると10と20、10-20とハイフンで区切ると10〜20に適用されます。10,20,30-40といった指定も可能です。この場合は10と20、30〜40に適用されます。

設定例

 設定例は以下の通りです。

Cisco(config)# vlan filter test vlan-list 10
Cisco(config)#

 上記でVLAN10に対してVLANマップtestを適用しています。testで172.16.1.2からの通信を遮断する設定にしていると、172.16.1.2はVLAN10内、又はVLAN10を通過する通信は出来ません。

利用可能なモード

・グローバルコンフィギュレーションモード

削除

 設定を削除するコマンドは以下の通りです。

Cisco(config)# no vlan filter 名前 vlan-list VLAN番号
Cisco(config)#

関連ページ

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