mls qos cos

Catalystのmls qos cosコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

 mls qos cosコマンドを使うと、インターフェースでフレーム受信時のCoS値を設定出来ます。

 Catalyst2960、3750、3560シリーズ等でポートベースのQoSで使います。又、グローバルコンフィグレーションモードで「mls qos」コマンドにより、QoSが有効になっている必要があります。

構文

 mls qos cosの構文は以下の通りです。

mls qos cos { CoS値 | override }

 CoS値の範囲は、0〜7です。

 タグ無しフレーム受信時は、設定したCoS値が付与されます。タグ付きフレームは、受信時にCoS値が設定されているため変更しませんが、overrideを追加設定する事で上書き出来ます。

 デフォルトはCoS値が0、overrideは無効です。

設定例

 アクセスポートやネイティブVLANで受信したタグ無しフレームをCoS 5に設定する例は、以下の通りです。

Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1
Cisco(config-if)# mls qos cos 5

 トランクポート等で受信したタグ付きのフレームもCoS 5で上書きする設定例は、以下の通りです。

Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1
Cisco(config-if)# mls qos cos 5
Cisco(config-if)# mls qos cos override

 インターフェースでmls qos trustが設定されていた場合でも、overrideの設定によりCoS 5で上書きされます。

利用可能なモード

・インターフェースコンフィギュレーションモード

削除

 設定を削除するコマンドは、以下の通りです。

Cisco(config-if)# no mls qos cos { CoS値 | override }

 上記により、設定が無効化されます。

関連ページ

・設定編「QoSの設定

 CatalystでQoSを設定する方法や確認方法について説明しています。

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