storm-control action

Catalystのstorm-control actionコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

 storm-control actionコマンドはストーム制御において上限値に達した時の追加の動作を設定します。

storm-control actionコマンドの説明

構文

 storm-control actionコマンドの構文は以下の通りです。

storm-control action { shutdown | trap }

 ストーム制御のデフォルトでは下限値が設定されている時は下限値、下限値がない場合は上限値を下回ると通信が復旧しますが、showtdownを設定する事でインターフェースをerr-disable状態にして手動で回復するまで以後通信が復旧しないように出来ます。

 err-disableになった場合、インターフェースをshutdown、no shutdownの順で回復する必要があります。

 trapを指定するとSNMPによりTRAPを送信します。shutdownとtrapは2行記述して両方設定する事も可能です。

設定例

 gi0/1でストーム制御の動作をshutdownにする設定は以下の通りです。

Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1
Cisco(config-if)# storm-control action shutdown
Cisco(config-if)#

 gi0/1でブロードキャストストームが発生してインターフェースがerr-disableになった場合、ループを解消した後、デフォルトでは以下を実行してインターフェースを手動でUPさせる必要があります。

Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1
Cisco(config-if)# shutdown
Cisco(config-if)# no shutdown
Cisco(config-if)#

 gi0/1でストーム制御の動作をTRAP送信にする設定は以下の通りです。

Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1
Cisco(config-if)# storm-control action trap
Cisco(config-if)#

利用可能なモード

・インターフェースコンフィギュレーションモード

削除

 storm-control actionの設定を削除するコマンドは以下の通りです。

Cisco(config-if)# no storm-control action { shutdown | trap }
Cisco(config-if)#

関連ページ

・設定編「ストーム制御の設定

 Catalystのストーム制御関連について説明しています。storm-control actionコマンドだけでなく、ストーム制御の設定自体や確認方法等も説明しています。

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