priority-queue

Catalystのpriority-queueコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

 priority-queueコマンドを使うと、送信時のプライオリティキューを有効に出来ます。

 例えば、Catalyst2960-X、3560-X、3750-X等は、音声がデフォルトで出力キュー1に割り当てられています。priority-queueコマンドを使うと、出力キュー1がプライオリティキューに設定されます。

出力キュー1での絶対優先

 プライオリティキューは、絶対優先(Strict)です。このため、音声等出力キュー1に割り当てられた通信の遅延が最小限に抑えられます。

 priority-queueコマンドは、Catalyst2960、3750、3560シリーズ等でポートベースのQoSで使います。

構文

 priority-queueコマンドの構文は、以下の通りです。

priority-queue out

 デフォルトは無効です。このため、重み付けに従って他のキューと順番に送信されます。例えば、重みが均等であれば、均等の割合で順番に送信されます。

設定例

 gi0/24でプライオリティキューを有効にする設定例は、以下の通りです。

Cisco(config)# interface gigabitethernet0/24
Cisco(config-if)# priority-queue out

利用可能なモード

・インターフェースコンフィギュレーションモード

削除

 設定を削除するコマンド例は以下の通りです。

Cisco(config-if)# no priority-queue out

 上記により、プライオリティキューは無効になります。

関連ページ

・設定編「QoSの設定

 CatalystでQoSを設定する方法や確認方法について説明しています。

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