show vrrp brief

CiscoルータやCatalystのshow vrrp briefコマンドについて、構文や表示された結果の見方を表示例交えて説明しています。

説明

 show vrrp briefコマンドにより、どのインターフェースがマスタールーターになっているか、仮想IPアドレス、VRID等のVRRPの状態を確認出来ます。

構文

 show vrrp briefコマンドの構文は以下の通りです。

show vrrp brief

表示例

 show vrrp briefの表示例は以下の通りです

Cisco# show vrrp brief
Interface Grp Prio Time Own Pre  State  Master addr Group addr
Vlan10     1  120  3000       P  Master 172.16.1.2  172.16.1.1
Vlan20     2  100  3000          Backup 172.16.2.2  172.16.2.1

 上記でVLAN10はVRIDが1、プライオリティは120、PreにPが付いているためプリエンプトが有効、マスタールーターのインターフェースに設定されたIPアドレスは172.16.1.2、仮想IPアドレスは172.16.1.1である事が分かります。

 VLAN20はVRIDが2、プライオリティは100、Preが空白のためプリエンプトが無効、マスタールーターのインターフェースに設定されたIPアドレスは172.16.2.2、仮想IPアドレスは172.16.2.1である事が分かります。

利用可能なモード

・特権EXECモード

関連ページ

・設定編「VRRPの設定

 CatalystでVRRPを有効にする設定やマスタールーターの指定、切戻し、確認方法等について説明しています。

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