transport input

CiscoルータやCatalystのtransport inputコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

transport inputコマンドは、TELNETやSSHなど、接続できる通信を設定するために使います。

transport inputの説明

接続を拒否する設定も可能です。

構文

transport inputコマンドの構文は、以下のとおりです。

transport input 通信

通信はtelnet、sshなどが指定可能で、allを指定するとすべて、noneを指定すると通信できなくなります。

transport input telnet sshと両方指定することもできます。

以前のIOSではallがデフォルトでしたが、11.1(1)以降のIOSではnoneがデフォルトになっています。

設定例

transport inputコマンドの設定例は、以下のとおりです。

Cisco(config)# line vty 0 4
Cisco(config-line)# transport input telnet
Cisco(config-line)#

上記では、5セッションがTELNETで接続可能になります。

次は、noneを指定した例です。

Cisco(config)# line vty 5 15
Cisco(config-line)# transport input none
Cisco(config-line)#

上記では、回線番号5〜15でTELNET、SSHなどすべての接続ができなくなります。

設定可能なモード

  • ラインコンフィギュレーションモード

削除

設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。

Cisco(config-line)# no transport input
Cisco(config-line)#

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