monitor session filter

Catalystのmonitor session filterコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

 ポートミラーリングのミラー元がタグVLAN(トランク)の時、デフォルトでは複数VLANの通信がコピーされます。

 monitor session filterコマンドを使うと、指定したVLANだけをコピー出来ます。

トランク内で必要なVLANだけコピー

 ミラー元と先の設定は、「monitor session source」や「monitor session destination」コマンドで設定する必要があります。

構文

 monitor session filterの構文は以下の通りです。

monitor session セション番号 filter VLAN番号

 セッション番号は、monitor session sourceで指定した番号と同じにします。

 VLAN番号は、10 - 20等範囲、10 , 20等複数指定も可能です。

設定例

 VLAN10だけコピーする設定例は、以下の通りです。

Cisco(config)# monitor session 1 filter vlan 10

 VLAN10〜20の範囲をコピーする設定例は、以下の通りです。

Cisco(config)# monitor session 1 filter vlan 10 - 20

利用可能なモード

・グローバルコンフィギュレーションモード

削除

 設定を削除するコマンド例は以下の通りです。

Cisco(config)# no monitor session 1 filter vlan 10

 上記により、セッション1のVLANフィルタリングが削除されます。

 no monitor session 1でセッション1関連の設定を削除出来ます。又、no monitor session allで全てのSPAN定義を削除出来ます。

関連ページ

・設定編「ポートミラーリングの設定

 Catalystでポートミラーリングを設定する方法について説明しています。

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