switchport trunk allowed vlan

Catalystのswitchport trunk allowed vlanコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

switchport trunk allowed vlanコマンドを使うと、トランクポートで使うVLANの許可設定ができます。

switchport trunk allowed vlanコマンドの説明

許可されたVLANだけが通信可能です。

構文

switchport trunk allowed vlanコマンドの構文は、以下のとおりです。

switchport trunk allowed vlan [ add | remove ] "VLAN-ID"

addやremoveが無い場合は、指定したVLANだけ許可します。addがある場合は、現在許可しているVLANに追加されます。removeは、現在許可されているVLANを不許可にして通信できなくします。VLAN-IDは1,5、1-10と記述すると、それぞれ1と5、1〜10と複数指定になります。

デフォルトは、すべてのVLANが許可された状態です。

設定例

Gi0/1でVLAN1-10だけを許可する設定は、以下のとおりです。

Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1
Cisco(config-if)# switchport trunk allowed vlan 1-10

さらに、VLAN20-30を追加で許可する設定は、以下のとおりです。

Cisco(config-if)# switchport trunk allowed add vlan 20-30

VLAN10を不許可にする設定は、以下のとおりです。

Cisco(config-if)# switchport trunk allowed remove vlan 10

設定可能なモード

  • インターフェースコンフィギュレーションモード

物理インターフェースやポートチャネルに設定可能です。

削除

設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。

Cisco(config-if)# no switchport trunk allowed vlan
Cisco(config-if)#

設定をデフォルトに戻し、すべてのVLANが許可されます。

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