ip multicast-routing

CiscoルータやCatalystのip multicast-routingコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

 マルチキャストルーティングを利用すると、少ない通信量で多くのパソコンにデータを配信出来ます。

マルチキャストルーティングの説明

 ip multicast-routingコマンドにより、マルチキャストルーティングを有効に出来ます。

 尚、ip multicast-routingコマンドで有効にした後、マルチキャストルーティングを行うインターフェースは「ip pim」コマンドでモードを設定する必要があります。

構文

 ip multicast-routingコマンドの構文は以下の通りです。

ip multicast-routing [ distributed ]

 distributedはIOSのバージョンや機種によって必要な場合があります。最近のボックス型のCatalystでは必要です。

設定例

 装置全体でマルチキャストルーティングを有効にする設定例は以下の通りです。

Cisco(config)# ip multicast-routing
Cisco(config)#

 デフォルトは無効です。

利用可能なモード

・グローバルコンフィギュレーションモード

削除

 設定を無効にするコマンドは以下の通りです。

Cisco(config-if)# no ip multicast-routing
Cisco(config-if)#

関連ページ

・設定編「マルチキャストルーティングの設定

 Catalystでマルチキャストルーティングを有効にし、PIM-SMやPIM-DMを利用する方法、確認方法、考慮点等について説明しています。

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