password
CiscoルータやCatalystのpasswordコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
passwordコマンドは、CiscoルータやCatalystにコンソールやTELNETで接続する時のパスワードを設定するために使います。
パスワードを設定すると、ログイン時にパスワード入力が必要になります。
Press RETERN to get started.
User Access Verification
Password:*******
構文
passwordコマンドの構文は、以下のとおりです。
password パスワード
パスワードとして設定できる最大文字数は25文字です。英字で始まり、途中と最後は英数字が使えます。また、大文字と小文字は区別されます。
デフォルトでは、パスワードは設定されていません。
設定例
passwordコマンドの設定例は、以下のとおりです。
Cisco(config-line)# password test Cisco(config-line)#
上記は、パスワードをtestに設定しています。
line consoleでラインコンフィギュレーションモードに移行したのであれば、コンソール接続した時にパスワードとしてtestと入力が必要になります。line vtyで移行したのであれば、TELNET接続時にtestと入力が必要になります。
実際にパスワードを有効にするためには、loginコマンドが設定されている必要があります。
なお、パスワードはshow running-configなどで確認すると、平文で表示されます。暗号化するためには、service password-encryptionコマンドを使う必要があります。
設定可能なモード
- ラインコンフィギュレーションモード
削除
設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。
Cisco(config-line)# no password Cisco(config-line)#
上記でパスワードが削除されますが、パスワードなしでログインできるかはloginコマンドの設定によります。
関連ページ
- 設定編「初期設定」
- Catalystのパスワード、ホスト名、TELNET、SSH接続などの初期設定について説明しています。