小規模ネットワークの構築 - ケーブルの接続

数人〜数十人が利用する小規模ネットワークを構築する時のケーブル接続方法について説明します。

基本は家庭内ネットワーク構築と同じ

基本編の家庭内ネットワーク構築で説明したとおり、インターネットへの接続はADSL、またはFTTH(光)をアクセス回線としてインターネットと接続します。

パソコンを接続するインターフェースが足りない時はLANスイッチを接続し、接続できるパソコンを増やします。また、必要に応じて無線親機や電話を接続します。

小規模ネットワークのインターネットとの接続方法

不明な点があれば、基本編の「ケーブルの接続」をご参照ください。

通信量がそれなりにある場合、インターネットとの接続は家庭向けではなくビジネスタイプ向けのものをお奨めします。家庭向けは周辺の人と帯域が共有されているため、場合によっては遅くなります。ビジネスタイプでは共有されていないものがあるため、安定した通信が見込めます。

値段もそれなりに上がるため、予算と快適性のトレードオフと思います。

ルーターを設置する必要がある場合

経理と営業部門でネットワークを分けたいなどの要件がある場合、または回線終端装置にルーターの機能がない場合、ルーターを設置します。

小規模ネットワークでルーターを設置するパターン

ルーターによるルーティングで、複数のサブネットに分けることができます。

LANスイッチを1台のみ設置した場合はVLANによりネットワークを分ける必要がありますが、設定がわからない場合は必要なサブネット分安価なLANスイッチを設置してもよいと思います。

小規模ネットワークで複数LANスイッチを設置するパターン

ルーターがVPNの機能を持っていれば、リモートアクセスVPNで接続したり拠点間でVPN接続したりすることもできます。

単にインターネットと通信できればいい場合

回線終端装置がルーターの機能も持っていて、単にインターネットと通信できればいい場合(VPNなどが不要な場合)、別途ルーターは不要です。さらに、無線親機の役割も持っていれば別途無線親機を用意する必要もなくなります。

回線終端装置がルーターの機能を持っている場合の小規模ネットワーク接続例

通常、ルーターにはパソコンを接続するインターフェースが4つなど複数あります。その台数の範囲であればLANスイッチも不要で、簡単にインターネット接続が行えます。

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