パケット
本項ではフレームとパケットの違いを説明すると共に、MTUについても説明します。
フレームは既に説明した通り、以下の構造をしています。

このデータ部分にはIPアドレス等の情報が入りますが、これをパケットと言います。パケットのヘッダーは以下の構造になっています。

上記のデータ部分にポート番号等の情報が入ります。
各項目の詳細はトラブル対応の「Wiresharkを使った解析」の「Packet Details画面での解析」をご参照下さい。
尚、フレームもパケットと呼ばれる事が多いため、どちらを示しているか留意する必要があります。
パケットの長さの最大値をMTUと言います。
フレームが1518byteの場合が多いため、MTUはフレームのヘッダー長の18byteを除いた1500byteの場合が多いですが、ネットワークによって大きさが異なります。例えばFLETSではフレームの中に付加情報を追加する必要があるため、MTUが1500byteより小さくなっています。
- 応用編「フレームとCSMA/CD方式」