duplex
CiscoルータやCatalystのduplexコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。
説明
duplexコマンドにより、インターフェースの全二重/半二重の設定が行えます。
全二重/半二重の設定は、接続する機器間で一致させる必要があります。
構文
duplexコマンドの構文は、以下のとおりです。
duplex { auto | full | half }
autoは、オートネゴシエーションです。fullは全二重、halfは半二重固定です。
インターフェースにより、デフォルトや可能な設定が異なります。以下は、例です。
| インターフェース種類 | デフォルト | 可能な設定 |
|---|---|---|
| 10/100/1000Base-T | auto | auto,full,half |
| 1000Bas-X(SXやLXなど) | -(常に全二重) | - |
| 10GBase-R(SRやLRなど) | -(常に全二重) | - |
10/100/1000Base-Tで速度が10Mや100Mで固定の場合、autoにすると半二重で動作します。また、速度が1000Mの場合は全二重固定です。
一般的に設定変更は不要ですが、接続先が100Base-TXで全二重固定の場合、こちらがデフォルトのautoだと半二重で動作するため不整合が発生します。このような場合は、fullに設定する必要があります。
設定例
duplexの設定例は、以下のとおりです。
Cisco(config)# interface gigabitethernet0/1 Cisco(config-if)# duplex full
上記は、gi0/1を全二重に設定しています。
設定可能なモード
- インターフェースコンフィギュレーションモード
削除
設定を削除するコマンド例は、以下のとおりです。
Cisco(config-if)# no duplex
上記により、デフォルトに戻ります。
関連ページ
- 設定編「インターフェースの設定」
- CiscoルーターやCatalystで、インターフェース速度や全二重/半二重、メディアタイプなどを設定する方法について説明しています。