接続までが遅い
接続までが遅い場合に考えられるトラブルについて説明します。
現象
telnet,ftp等で接続すると機器によって接続出来たり出来ない場合がある。又はログインプロンプトが返ってくるまで非常に遅い。
切り分け方法
サーバーまでpingを行い、不安定でないか確認します。不安定な場合は「通信が非常に遅い」をご参照下さい。
原因
pingの応答が安定している場合、DNSの問題が考えられます。telnet,ftp,メール等多くのアプリケーションは通信元のログを採取していますが、その時通信元のIPアドレスから逆引きを行ってFQDNでログを書き出す場合があります。
通信元のパソコンがDNSサーバーに登録されていない場合、DNSサーバーは応答を返さないためDNSの通信がタイムアウトになるまでサーバーはパソコンに応答を返しません。このため、telnetやftpがタイムアウトして通信出来なかったり、タイムアウトしないまでもログインプロンプトが返ってくるまでが非常に遅くなります。
対処
サーバー側でログに書き出す際、逆引きを行わないようにするか、DNSサーバーでパソコンを逆引き出来るように設定します。
パソコンのIPアドレスをDHCPで自動割り当てしている場合、DDNSといってDHCPサーバーで割り当てたIPアドレスに対して自動的にFQDNをDNSサーバーに設定する方法もあります。
このようにする事でパソコン1台1台をDNSサーバーに手動で設定する必要がなくなります。
- トラブル対応「DNS」