リンクアグリゲーション

2本を1本の線のようにして帯域を増やす事が可能です。 本項ではリンクアグリゲーションについて説明します。

リンクアグリゲーションの概要

 複数のインターフェースを1つのインターフェースのように扱う事が可能です。この技術をリンクアグリゲーションと言います

 リンクアグリゲーションを使えば、上のインターフェースを使う通信と下のインターフェースを使う通信、それぞれが1つのインターフェース分の帯域を使えるため、高速に通信が可能です。

リンクアグリゲーション1

 通常、リンクアグリゲーションは1つの通信を複数のインターフェースに分ける事はしません。このため、1つの通信に限れば高速にはなりません。複数の通信がある場合に有効な技術です。

 1つのインターフェースが障害で通信不可になった場合でも残りのインターフェースで通信を継続可能です。

 尚、リンクアグリゲーションをイーサチャネルと呼ぶ場合があります。

固定設定と自動設定

 リンクアグリゲーションは装置に1,3,7番目のインターフェースは同じ組というように設定します。

 固定で設定する場合は常に設定したインターフェースはリンクアグリゲーションに組み込まれますが、自動設定にしておくと対向装置間でLACPというプロトコルを使ってネゴシエーションした後、可能なインターフェースだけ組み込まれます。

 LACPはMacアドレス「01-80-c2-00-00-02」を宛先としています。これはスイッチ間でやりとりする事を前提としているため、スイッチで透過しないようになっています。

 固定設定にしておくと、対向装置で矛盾がある状態だと通信が成立しない場合がありますが、自動設定にしておくと回避出来る場合があります。

負荷分散

 リンクアグリゲーションは通信を複数のインターフェースに振り分けて負荷分散しますが、負荷分散の仕方には送信元Macアドレス、送信先Macアドレス、送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、ポート番号等があり、通常、複数の組み合わせでも設定出来ます。

 それぞれの装置の設定に従って負荷分散されるため、対向装置で異なる設定の場合は行きと帰りが異なるインターフェースを通る場合がありますが、通信は成立するため、必ずしも同じ設定にする必要はありません。

リンクアグリゲーション2
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