erase

CiscoルータやCatalystのeraseコマンドについて、構文や使い方を利用例交えて説明しています。

説明

CiscoルータやCatalystでeraseコマンドを実行すると、スタートアップコンフィグやNVRAMのファイルを削除できます。NVRAMは、スタートアップコンフィグが保存されている場所です。

構文

eraseコマンドの構文は、以下のとおりです。

erase { nvram: | startup-config }

nvram:でNVRAMのファイルをすべて削除し、startup-configでスタートアップコンフィグを削除します。

古いIOSの場合、Catalyst4500ではerase cat4000_flash:、Catalyst6500ではerase const_nvram:でvlan.dat(VLAN情報)を削除できます。

利用例

スタートアップコンフィグ削除の実行例は、以下のとおりです。

Cisco# erase startup-config
Erasing the nvram filesystem will remove all configuration files! Continue? [confirm] Enter
Erase of nvram: complete

赤字部分は、処理を継続するためにエンターキーだけ押します。

この後、装置を再起動すると、初期化されたスタートアップコンフィグが反映されます。

利用可能なモード

  • 特権EXECモード

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