delete
CiscoルータやCatalystのdeleteコマンドについて、構文や使い方を利用例交えて説明しています。
説明
CiscoルータやCatalystでdeleteコマンドを実行すると、フラッシュファイルシステム上のファイルを削除できます。
deleteコマンドを使って、vlan.dat(VLAN情報)やIOSを削除することもできます。
構文
deleteコマンドの構文は、以下のとおりです。
delete ファイルシステム:ファイル名
使えるファイルシステムは、show file systemsで確認できます。
また、ファイル名はshow flash:、show slot0:、show disk0:、show bootflash:などで確認できます。
利用例
vlan.datを削除する例は、以下のとおりです。
Cisco# delete flash:vlan.dat Delete filename [vlan.dat] Enter Delete flash:vlan.dat? [confirm] Enter
赤字部分は、処理を継続するためにエンターキーだけ押します。この後、装置を再起動すると、VLAN情報が削除されます。
IOSを削除する例は、以下のとおりです。
Cisco# delete slot0:xxxxxx.bin Delete filename [xxxxxx.bin] Enter Delete slot0:xxxxxx.bin? [confirm] Enter
show file systemsコマンドで確認すると、空き容量が増えていないことがあります。これは、ファイルが表面上は消えていても復活可能な状態で領域を使っているためです。squeezeコマンドを使うと、完全に消去できます。
利用可能なモード
- 特権EXECモード
関連ページ
- 設定編「設定の初期化」
- Catalystの設定を初期化する方法について説明しています。
- 設定編「基本的なIOSアップデート」
- CatalystのIOSやIOS EXをアップデートする方法について説明しています。