アーランB式計算ツール
アーランB式を用いて呼損率、回線数、呼量を自動で計算するツールです。
計算ツール
使い方と留意点
ラジオボタンで計算したいものを選択し、テキスト入力欄に値を入力してから「計算」ボタンをクリックすると、結果が表示されます。
留意点は、以下のとおりです。
- JavaScriptを有効にしてください。
- 数字以外は入力できません。
- 呼量と呼損率は、少数第三位まで受け付けます。
- 回線数は、整数のみ受け付けます。
- 範囲外の数字は、結果に「値が不正です」と表示されます。
- 呼損率と呼量の結果は、少数第四位を四捨五入しています。
- 回線数の計算では、呼損率を再計算して結果に表示しています。
「クリア」ボタンをクリックすると、入力した数字がクリアされます。
アーランB式
アーランB式は、以下のとおりです。
Σは、k=0、k=1、k=2・・・k=nまで順番に足し算するため、展開すると以下のようになります。
anは、aをn回掛けるという意味で、べき乗と呼ばれます。n!は、n × (n-1) × ・・・ 2 × 1と、数字を減らしながら掛けていきます。これは、階乗と呼ばれます。
アーランB式は、呼量、回線数、呼損率の内、2つの数字がわかれば残り1つの数字を計算できます。以下は、呼量0.899、回線数3の場合の呼損率を計算する例です。
- 分子の計算
- an / n!
= 0.8993 / 3!
= 0.899 × 0.899 × 0.899 / 3 × 2 × 1
≒ 0.1210954 - 分母の計算
- 1 + a / 1! + a2 / 2! + a3 / 3!
= 1 + 0.899 / 1 + 0.899 × 0.899 / 2 × 1 + 0.899 × 0.899 × 0.899 / 3 × 2 × 1
≒ 1 + 0.899 + 0.4041005 + 0.1210954
= 2.4241959 - 呼損率の計算
- 呼損率 = 0.1210954 / 2.4241959
≒ 0.05
つまり、呼損する確率は5%です。