EEE(IEEE802.3az)
無通信時に、消費電力を削減することが出来ます。
本項では、EEEについて説明します。
EEEの概要
EEE(Energy Efficient Ethernet)は、無通信時に消費電力を削減出来る仕組みです。IEEE802.3azで規定されています。
ネットワークの需要は年々高まっていると共に高速化されてきており、利用する電力も多くなっています。このような背景から、少しでも消費電力を抑える仕組みが必要になってきました。
スイッチやパソコン、サーバー等のインターフェースはリンクアップしていても、通信してない時が多くあります。このため、EEEではインターフェースが使われていない時に低消費電力にする事で、省電力化を行います。
LPIモード
EEEでは、インターフェースが無通信状態になるとLPI(Low Power Idle)モードに移行し、省電力で動作します。
通信が発生すると、通常の状態に戻ります。
EEEは、リンクアップした時に有効・無効をネゴシエーションします。接続機器がEEEをサポートしていない場合、LPIモードには移行しませんが、通信は可能です。
サポートインターフェース
EEEがサポートされるのは、ツイストペアケーブルで接続される以下のようなインターフェースです。
- ・10Base-T
- ・100Base-TX
- ・1000Base-T
- ・10GBase-T