show version
CiscoルータやCatalystのshow versionコマンドについて、構文や表示された結果の見方を表示例交えて説明しています。
説明
show versionコマンドにより、IOSやIOS XEのバージョン、ライセンス、コンフィギュレーションレジスタの情報などを確認できます。
構文
show versionコマンドの構文は、以下のとおりです。
show version
表示例
show versionの表示例は、以下のとおりです
Cisco# show version Cisco IOS Software, xxxx Software (xxxxxx), Version xx.x(xx), RELEASE SOFTWARE (xxx) ・・・ Cisco uptime is 2 days, 1 hours, 22 minutes System returned to ROM by power-on System restarted at 10:10:10 JST Thu Dec 13 2022 System image file is "flash:xxx-xxxx-xxxxx.bin" ・・・ Technology Package License Information: ------------------------------------------------------------------------------ Technology-package Current Type Technology-package Next reboot ------------------------------------------------------------------------------ network-essentials Smart License network-essentials None Subscription Smart License None ・・・ Configuration register is 0x2102
機種やバージョンなどによって表示が異なりますが、上記例の情報は通常表示されます。
それぞれの意味は、以下のとおりです。
- Version(赤字)
- IOSやIOS XEのバージョンです。
- uptime、returned、restarted(オレンジ)
- uptimeは、起動してからの経過時間です。returnedは、起動理由です。表示例ではpower-onなので、電源投入で起動されたことを意味します。リセットした場合は、reloadと表示されます。restartedは、起動した日時です。
- image file(緑字)
- IOSやIOS XEのイメージファイルの場所です。
- Technology Package License Information(水色)
- ライセンス情報です。表示例では、essentialsライセンスであることがわかります。Currentが現在利用中のライセンス、Next rebootが次に起動した時に利用されるライセンスを示します。
- Configuration register(黄色)
- コンフィギュレーションレジスタの情報です。最後の数字が0の場合は、イメージファイルを読み込まずに起動途中のモードで停止してしまいます。最後の数字が1の場合でIOSファイルが2つあると、最初に見つけたファイルから起動されてしまいます。2の場合は、boot systemコマンドで指定したイメージファイルから起動します。
利用可能なモード
- 特権EXECモード
関連ページ
- 設定編「IOSの選択」
- CatalystのIOSやIOS XEを選択する場合、どのように選択すれば良いか説明しています。
- 設定編「基本的なIOSアップデート」
- CatalystのIOSやIOS XEをアップデートする方法について説明しています。