issu runversion

Catalystのissu runversionコマンドについて、構文や使い方を実行例交えて説明しています。

説明

CatalystでSUP(Supervisor)が冗長化されている場合、2つのSUPを順番にアップデートします。その際、途中でスイッチオーバー(SUPのアクティブ・スタンバイ切り替え)するために使われるのが、issu runversionコマンドです。

issu runversionコマンドによるアクティブ・スタンバイ切り替え

事前に、issu loadversionコマンドでスタンバイ側に新しいIOSが適用されている必要があります。また、実行後はCatalystが新IOSで動作します。

切り替えは、NSF/SSOが継続されていれば0〜数秒、RPRでは数十秒から数分かかります。

issu runversionコマンドは、1台のCatalystでSUPが冗長化されている場合でも、2台のCatalystでVSS(Virtual Switching System)が構成されている場合でも使えます。

構文

issu runversionコマンドの構文は以下の通りです。

issu runversion スタンバイスロット

スタンバイスロットは、待機側SUPのスロット番号です。show issu stateコマンドで、アクティブとスタンバイのスロット番号を確認できます。

実行例

issu runversionコマンドの実行例は、以下のとおりです。

Cisco# issu runversion 6

上記では、これまでスタンバイ側だったスロット6がアクティブに切り替わります。

利用可能なモード

  • 特権EXECモード

関連ページ

設定編「冗長構成でのIOSアップデート
SUPが冗長構成の時やVSS構成時のIOSをアップデートする方法について説明しています。