exec prompt timestamp

CiscoルータやCatalystのexec prompt timestampコマンドについて、構文や使い方を設定例交えて説明しています。

説明

CiscoルータやCatalystでコマンドを実行した時刻がわかると、何分後に状態変化したかなど確認ができて便利です。また、後で見る時も日時がわかると、いつ確認したかわかって便利です。

exec prompt timestampを実行すると、以下のようにshowコマンドを実行するたびに日時が表示されるようになります。

Cisco(config)# show spanning-tree
Load for five secs: 1%/1%; one minute: 1%; five minutes: 1%
Time source is NTP, 10:10:00.000 JST Tue June 2 2022

VLAN0010
 Spanning tree enabled protocol ieee
 ・・・

構文

exec prompt timestampコマンドの構文は以下のとおりです。

exec prompt timestamp

設定例

exec prompt timestampコマンドの実行例は以下のとおりです。

Cisco(config)# line console 0
Cisco(config-line)# exec prompt timestamp
Cisco(config-line)# exit

上記により、コンソールで接続した時、showコマンドを実行した時に日時が表示されるようになります。

TELNETやSSH接続時も表示させるためには、line vtyコマンドで該当の回線に対して設定を行います。以下は、例です。

Cisco(config)# line vty 0 15
Cisco(config-line)# exec prompt timestamp
Cisco(config-line)# exit

設定可能なモード

  • ラインコンフィギュレーションモード

削除

設定を無効にするコマンドは、以下のとおりです。

Cisco(config-line)# no exec prompt timestamp
Cisco(config-line)#

上記により、日時は表示されなくなります。

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