BGPのLOCAL_PREF属性
BGPのLOCAL_PREF属性について説明しています。
LOCAL_PREF属性の定義
LOCAL_PREF属性の定義は、以下のとおりです。
項目 | 説明 |
---|---|
タイプコード | 5 |
カテゴリ | 任意(Well-known discretionary) |
概略 | IBGP接続で経路の優先度を示す |
パス属性値 | 4バイトの優先度 (1-4,294,967,295) デフォルト:100 |
カテゴリがWell-known discretionaryの場合、すべてのBGPスピーカーでサポートが必須です。ただし、BGPパケットには必須ではなく、必要な場合だけBGPパケットのパス属性に含めます。
IBGPでの動作
IBGP(Internal Border Gateway Protocol)で送信する時、LOCAL_PREF属性は必須です。値が大きい経路が優先されます。
これにより、AS内でどちらの経路を優先するか決定する要素となります。
明示的に設定しない時のデフォルトは、100です。
EBGPでの動作
EBGP(External Border Gateway Protocol)接続では、ASコンフェデレーションで他メンバーASに通知する時以外(つまり、他組織へ広報する時は)、LOCAL_PREF属性を付与してはいけません。
「BGPのパス属性一覧」に戻る