BGPのAGGREGATOR属性

BGPのAGGREGATOR属性について説明しています。

AGGREGATOR属性の定義

AGGREGATOR属性の定義は、以下のとおりです。

【AGGREGATOR属性の定義】
項目 説明
タイプコード 7
カテゴリ オプション転送(Optional transitive)
概略 経路を集約したAS番号とBGP識別子
パス属性値 AS番号 + BGP識別子

カテゴリがOptional transitiveの場合、BGPスピーカーでサポートは必須ではないため、解釈できない可能性があります。解釈できない場合は、そのままBGPピアに転送する必要があります。

使い方

AGGREGATOR属性は、経路を集約した時に使います。

AGGREGATOR属性の使い方

AGGREGATOR属性によって、経路を集約したAS番号とBGP識別子を通知できます。

AS番号の補足

AGGREGATORは、4バイトのAS番号にも対応しています。このため、4バイトのAS番号に対応したBGPスピーカー(これをNEW BGP speakerと言います)間では、4バイトで付与します。

4バイトのAS番号に対応していないBGPスピーカー(これをOLD BGP speakerと言います)に広報する時は、AS番号は23456として付与します。これで、OLD BGP speakerでもAGGREGATORが解釈できます。

4バイトAS番号のAGGREGATOR通知方法

BGPピアが4バイトに対応しているかは、OPENメッセージのオプションで判断できます。

なお、2バイトのAS番号が使われる場合、NEW BGP speakerからOLD BGP speakerへはAS_TRANSを使わずに、その番号をAGGREGATOR属性とします。

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